家路

徹夜明けの気怠い身体を引きずり
国道を走る車の中の俺
街の雑踏も今はまだ眠りについている
街に溢れる上辺だけのILOVEYOUに
唾を吐いて背を向けた
愛の無いこの街で俺は暮らせない
時々思う　全てを捨ててこのまま消えようかと
今も心は街を彷徨いさがしてるのか？
本当のILOVEYOUを・・・

トレイン

北風吹き荒ぶホームに一人佇む
心傷つき疲れ果てた男が
行き先も決めず着いた列車に乗り込もうと
夢も恋も無くして帰る場所もない
君の姿を探してホームに目をやるけど
そこに君はいない居るはずも無い
君をいつまで追い続けるのだろう
思い出と言う未練を捨てて
今、列車に乗り込む
列車の窓から風に捨てよう
君へのアイラブユー

愛の形

愛を語る事に嫌悪していた
街に溢れるアイラブユーを
蹴飛ばして荒んだ道を歩いていた
今でも愛の形知らぬまま
人生と言う旅を続けてる俺さ…

無題

絶望という波が押し寄せてくる
逃れようともがき苦しみ
何時の間にか自分を見失って行く
何が俺を導くのか
行く場所もわからない
何をしようとしてるのか
自分でそれさえわからない
俺は何処へ向かうのか？
くすんだ俺の心のように
灰色の雲が空を覆ってる
人は生きて行く事で
どれだけの罪を重ねているのだろう？
償いながらまた重ねてる
人の一生はその繰り返し？
もがきながら苦しみながら
絶望という波に飲み込まれて行く…

HiDE
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焼酎片手に夜空を見上げ・・・

時が経つのを何もせず見て来た
世の中変わって行くけれど
人の心は変わりはしない
そう信じてきた
だけど道路はアスファルトで舗装され
土の地面が無くなる様に
人の心は荒れ果てて醜くなっていくばかり
アホな政治家どもは金と欲にまみれ
庶民の苦しみなど我関せずの面してる
やるせない思いが胸に溢れる

そんな時俺は夜空を見上げ
焼酎をしたたか飲むのさ…

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